豚丼。

2003年10月23日
これについては大きな誤解が存在していると僕は思う。

ちなみに豚丼は、北海道の十勝地方周辺で食されている丼物のことです。
何故か他所ではあまり見かけることがありません。

時々、内地(正しい道産子は本州のことをこう呼びます)でも同一名称の丼を見かけますが・・・似て非なるものでした。

自分にとっては故郷の味です。
しかし、その感傷を差っぴいてさえ、豚丼は激まいうーなどんぶりなのです。
なのに、何故・・・一地域でしか食されないのか?

最初の言葉に戻りましょう。
豚丼には、大きな誤解が存在しています。

それは・・・炭火網焼きの豚丼がうまいという誤解です。

豚丼はタレで焼いた豚肉をご飯の上に乗っけるだけ、というシンプル極まりない代物です。ちなみにキャベツとか玉ねぎが乗っているのは亜流です。
非常に簡単で、しかも旨い。食文化の中に何故か牛肉という選択肢がなかった北海道で生まれた賞賛すべきレシピです。

しかしこの非常に簡単という所に落とし穴があったと思います。

何故か十勝地方から離れた豚丼は一様に炭火・網焼きになってしまうのです。
恐らく商売上の問題でしょうが・・・

しかしそれは根本で間違っています。
炭火・網焼きの豚丼はあんまり旨くないのです。
肉の調理方法としては、全く間違っていません。僕も炭火でのBBQは大好きです。
しかし・・・豚丼としては、味付けが丼の中で一個の宇宙を形成しないのです。悲劇です。世の無常を感じます。自分がシビレを切らす前に・・・誰かが気がついてくれることを祈ります・・・

ってゆーか、豚丼食いたいんだって!!
あーもう!豚丼は庶民の食べ物なんだから、最初から高級路線と合わないことくらい気付けよ!余計な付加価値はいらないのにー(T^T) わーん(泣)

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